やっぱりSoftbankもブロックチェーン技術に参入してきたよ(´・ω・`)

ソフトバンクは12日、ブロックチェーン技術を使ったキャリア間決済サービスで概念実証に成功したと発表(´・ω・`)。

引用:Softbank

ソフトバンクが実施した概念実証は、通信キャリアに特化したブロックチェーン開発のTBCASoftと、クラウドやメッセージングなどのプラットフォームを手掛けるシンクロノスと共同で行った。


■SMS、Eメールなどでも送金が可能に

現在開発しているモバイル決済サービスは、メッセージング規格である「リッチ・コミュニケーション・サービス(RCS)」と、TBCASoftのブロックチェーン技術をベースとしたもの。このサービスは、RCSのウォレットアプリを使って、ユーザー同士がピア・ツー・ピアでグローバルに送金できるようになるという。また受信者側がSMS、eメールといった従来のメッセージングサービスを使っている場合でも、送金が可能だという。

今回の概念実証では、ユーザーがモバイル端末を使い、店舗などで決済を行うことに成功した。将来的には、日本のユーザーが米国を旅行中、RCSのプラットフォームを使ってメール送信と同じような操作で、米ドルの支払いができるようになるとしている。


■3社からの発言

◯ソフトバンク
テクノロジーユニット 技術戦略統括 ITサービス開発本部 本部長 福泉 武史

「RCSとブロックチェーンを活用したモバイルペイメントのPoCは、通信キャリア主導ならではの価値を表すものだと考えます。決済を行う店舗が、大手ブランドの決済サービスだけではなく、多様な決済手段を幅広く享受できるようになります。またユーザーにとっても、買い物や海外旅行などでの支払いがより柔軟になると考えています」

◯シンクロノス
CEO & President Glenn Lurie

「今回のPoCでは、ソフトバンクが、RCSやブロックチェーンなどの最先端テクノロジーを持ち込み、同社が常に最前線にいることを証明しています。この実験は、メッセージサービスや決済市場に革新をもたらし、顧客やブランド、ビジネスに新しい機会を創造します。また携帯キャリアには新しい収益機会をもたらすでしょう。RCSのメッセージサービスは、決済ブランドや大小の店舗にとって、最先端かつ機能豊富で、ユーザーとやりとりできる取引市場のプラットフォームとなります。シンクロノスの強みは、メッセージサービスのノウハウを持つ点と、RCSに加えてEメールやIM(Instant Messenger)、MMS、SMSなど複数のメッセージ・プラットフォームをグローバルに展開している点にあります。この重要かつ新しいトレンドに関する強みを最大限に生かし、モバイル業界で理想的な地位を築いています」

◯TBCASoft
創業者 兼 CEO・CBSG共同議長 Ling Wu

「コミュニケーション・サービス・プロバイダー(Communication Service Providers、以下「CSPs」)の増加によって、今後ブロックチェーン技術を活用したさまざまな新サービスや機能が広がるでしょう。例えば、安全性の高い清算や決済、個人認証、IoTアプリケーションなどが考えられます。今日のデジタルエコノミーにおいて、CSPsはブロックチェーンによって新しいサービスを創造し、それらを既存の枠組みや市場を超え、効率的かつ安全にグローバル展開することができます。今回のPoCの成功は、CSPsが、われわれのブロックチェーン・プラットフォームとRCSのような標準技術を活用して、顧客に破壊的サービスを届けることができることも証明しています」


■昨年9月からのSoftbank×ブロックチェーンの動き

ソフトバンクは昨年9月にキャリア間のブロックチェーンプラットフォームの構築を目指すコンソーシアムを設立。

さらに今年7月にはコンソーシアム内にブロックチェーンを活用した送金サービスのワーキンググループも新たに設置。


先月からLINEや楽天モバイルなどもブロックチェーン技術への参入を続々と表明している。大手通信各社による動きに今後も目を離せない。

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